プロジェクト研究 - Research

プロジェクト研究

新プロセス創成科学研究部門

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研究テーマ名 助成制度等の名称 研究グループメンバー 研究期間 研究概要
大気圧プラズマ科学に基づく新たなSi材料創成プロセスの開発 基盤研究(A) 安武、大参 2010.4 - 2014.3
近赤外光応答四重極共鳴局在表面プラズモンセンシングプレートの開発 若手研究(A) 是津 2010.4 - 2012.3 本研究では、「大気圧プラズマ化学液相堆積法」PS@Au ナノフィッシュボウルアレイを作製し、アルツハイマー病バイオマーカーをピコmolレベルで検出可能な世界最高感度を有する局在表面プラズモンセンシングプレートの開発に挑戦する
自律型自己組織化液体ナノプロセス・装置の開発 NEDO 産業技術研究助成事業(若手研究グラント) 是津、細井 2010.1 - 2013.12 本研究で提案する自律型液体ナノプロセスでは、成膜領域における局所的なナノ粒子濃度を検出・自動制御しながら単層膜の成膜をおこなう。自動制御機構が導入された世界初の自己組織化プロセスであり、ナノレベルの自己組織化プロセスの時間・空間的制御を可能とする実用ナノ加工法の開発に挑戦する。
中性子集光用非球面スーパーミラーデバイスの開発 先端計測分析技術・機器開発事業 山村、是津 2009.10 - 2013.3 非接触化学的形状創成法のローカルウエットエッチング法と、イオンビームポリッシュを援用したイオンビームスパッタ成膜によるスーパーミラー形成技術とを融合させ、世界最高性能の中性子二次元集光用非球面スーパーミラーデバイスの製造プロセスを確立する。
大気圧プラズマ科学に基づく新たなSi材料創成プロセスの開発 CREST 安武、大参、稲垣 2009.9 - 2014.3 本研究は、大気圧近傍の高圧力プラズマを用いて、廉価な低純度シリコン(Si)原料から太陽電池用Siを製造するプロセスを開発するものです。プラズマ内部や材料表面で生じる現象を原子レベルで解明し、高度に制御する手法を確立することにより、低純度Si原料からのシラン生成反応を超高速化します。これにより新しい高純度Si材料創成プロセスを開発し、太陽電池用Si材料不足の解消と太陽電池製造コストの大幅な低減に貢献します。
大気圧プラズマを用いた機能性界面創生によるSi表面パッシベーション技術の開発 挑戦的萌芽研究 安武、大参 2009.9 - 2014.3
自律型液体ナノプロセスによる不揮発性金属ナノ粒子メモリの開発 新学術領域研究(公募研究) 是津 2009.8 - 2010.3 形状が精密制御された貴金属ナノ粒子単層膜を電荷保持層とする金属ナノドットフローティングメモリを開発し、単結晶性ならではの機能創発について探求し、「創発化学」の学理構築に貢献する。
大気圧プラズマ液相堆積法によるフッ素ポリマー表面の高密着性極薄銅メタライジング 兵庫県COE推進事業 是津、山村 2009.8 - 2010.3 大気圧プラズマプロセスとナノレベルの自己組織化とを組みあわせた大気圧プラズマ液相堆積法により、従来の技術では困難であったナノレベルの平滑性と高密着性の問題を同時に解決するとともに、異種金属触媒を一切必要としないエコフレンドリー機能を有するフッ素ポリマー表面の高密着性極薄銅メタライジングプロセスを開発する。
二重接合自己組織化金属ナノ粒子単電子フラッシュメモリの開発 挑戦的萌芽研究 是津、細井 2009.4 - 2011.3 粒子径3nm以下の金属ナノ粒子の非最密集積単層膜を電荷保持層とする不揮発性メモリの試作とメモリ素子特性の評価をおこなう。
局所選択液相エピタキシャル成長によるGOI構造の作製と電気特性評価 基盤研究(B) 渡部、細井 2009.4 - 2011.3 次世代の高移動度ゲルマニウムチャネルデバイス作製技術のキープロセスとなる局所GOI構造作製技術として液相選択横方向成長技術を提案し、その可能性実証とデバイス試作を行う。絶縁膜で囲まれた微小坩堝内でゲルマニウムを溶融させ、部分的にシリコン基板と接触させたシード領域からの選択液相成長を利用して絶縁膜上に高品質なゲルマニウム層を作製する。
生体超分子援用フロンティアプロセスによる高機能化ナノシステム  CREST 渡部、細井、是津 2008.8 - 2013.3 生体超分子は、サイズ均一性、自己組織化能力など優れた特性をもつ。DNA情報に基づいて形成されたさまざまな生体超分子に、自己組織化機能を持たせるための分子設計を施し、半導体などの基板上に配列したナノ構造物を形成して機能を発現させる。自己組織化の素過程を徹底的に解明すると同時に、このコンセプトに基づくさまざまな高度情報素子への応用を検討する。
大気圧プラズマを用いた無歪高能率ナノ精度形状創成プロセスの開発 基盤研究(B) 山村、是津 2008.4 - 2012.3 大気開放プラズマ加工による、高能率無歪ナノ精度加工システムを開発し、光学素子の加工におけるナノメータレベル形状精度を実現する。
触媒フリー・無電解銅めっきプロセスの開発とフッ素樹脂表面の素子化 挑戦的萌芽研究 山村、是津 2008.4 - 2010.3 大気圧プラズマ液相堆積法とソフトリソグラフィを組み合わせることにより、フッ素ポリマー表面への高密着性極薄銅薄膜の直接描画プロセスを実現する。
高臨界角スーパーミラーによる多重チャネル中性子集束デバイスの開発 基盤研究(C) (一般) 山村 2008.4 - 2011.3  
次世代半導体デバイス特性劣化の物理モデルに基づくプロセスガイドラインと信頼性評価手法の開発 NEDO 産業技術研究助成事業(若手研究グラント) 細井 2007.9 - 2012.8 ユビキタス社会実現に向けた半導体集積回路のさらなる高性能化・低消費電力化には、原子スケールで制御されたデバイス製造技術が必須となる。本研究では、そのようなナノデバイスの特性劣化と、原子空孔、格子間原子、ダングリングボンドなどの欠陥生成や原子拡散といった物理現象との相関を調査し、モデル化することによって、新材料の導入や製作プロセスに対するガイドラインを物理モデルから提示することと、製造したデバイスの実用化における最後の障壁となる信頼性を定量的に予測する手法を開発することの2点を目的とする。
高性能SiCパワーエレクトロニクス実現に向けた理想MOSFET作製プロセスの創成 若手研究(S) 渡部 2007.4 - 2012.3 SiC半導体は従来のSiデバイスに比べて優れた特性を有し、次世代パワーデバイス用材料として注目されている。本研究提案では、理想SiC-MOSデバイスの創成を可能にする技術として、(1) 大気圧高密度プラズマを用いたSiC半導体表面の原子レベル平滑化・清浄化技術、(2)超薄SiO2/SiC構造の作製とプラズマ応用による界面電気特性改善法の開発、(3) 高誘電率(High-k)絶縁膜との積層構造SiC-MOSデバイスの作製技術を確立し、(4)高性能SiC-MOSFETを完成させることを目的としている。
大気圧プラズマを用いた全低温半導体プロセスの開発と応用 基盤研究(A) 安武、大参 2007.4 - 2010.3
原子制御プロセスによる超薄MOS構造の作製とその伝導特性および界面物性の解析 特定領域研究(公募研究) 渡部、志村 2007.4 - 2009.3 本研究では、原子制御プロセス技術を駆使して作製した超薄MOSの特性を評価解析し、これらの実験データを量子シミュレーション結果と徹底的に比較検討することで、計算機マテリアルデザインの高精度化に貢献することを目標としている。
Sub-10nm硬X線ビーム形成と顕微鏡システムの構築 特別推進研究 山内、山村 2006.4 - 2011.3 「反射X線の位相回復からミラー上での波面位相を知るAt-wavelength計測」、「X線ハーフミラーの形成による位相補償」など、従来にない概念を新たに提案・導入することによってミラー光学素子の高機能化を図り、「世界最小のSub-10nm硬X線ナノビーム」を波動光学的な回折限界において達成する。
ナノチャネル機能化High-kゲート/歪制御ゲルマニウムチャネル構造の創成 特定領域研究(計画研究) 渡部 2006.4 - 2010.3 次世代の高性能LSIへの適用を目的として、シリコンに代わる高移動度ゲルマニウムデバイスを構成するHigh-k/Geゲートスタック構造の実現を目的としている。プラズマ窒化プロセスを応用した表面処理技術に加え、ゲルマニウム窒化膜及び酸窒化膜を有したゲートスタック、さらにはこれらを界面層としたHigh-k/IL/Geスタックの研究開発を進めている。

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機能デザイン・計測科学研究部門

研究テーマ名 助成制度等の名称 研究グループメンバー 研究期間 研究概要
次世代高精度ミラー製作のための傾斜角積分型超精密形状計測法の開発 基盤研究(A) 遠藤 2007.4 - 2011.3 本研究では、測定対象面の法線を絶対精度5×10-8rad(5nm/100mm)以上で計測し、その値を積分することによってnmレベルの精度で平面や任意非球面の絶対形状を測定できる超精密形状測定装置を開発する。
第一原理計算によるCARE加工プロセスの解明 基盤研究(C) 稲垣 2010.4 - 2012.3 本研究では、第一原理計算手法を用いて、SiCやGaNなどの半導体難加工材料表面を原子レベルで平滑・平坦化することに成功し、実用化が期待されているCARE加工法の高能率化や他材料加工を狙ったプロセス設計に資することを目指して、その加工メカニズムを表面化学反応のレベルで解明することを目的とする。
ナノ構造の電子輸送機能デザイン手法の開発・応用 科学研究費補助金・特定領域研究 後藤、小野 2005.4 - 2009.3 本研究グループで独自に開発した第一原理電気伝導計算手法に基づく計算プログラムを用いてマテリアルデザインを行う。具体的には、電極間に構築された原子・分子細線やナノチューブ、フラーレン鎖、生体分子などの電子輸送特性を理論的に予測する。
第一原理分子動力学計算による原子・分子細線の機能予測 科学研究費補助金・若手研究(B) 小野 2002.4 - 2005.3 本研究では、独自に開発した第一原理分子動力学シミュレーションプログラムを用いて、有機分子の自己組織化秩序構造の解析と組織化メカニズムや走査トンネル顕微鏡の探針を用いて自己組織化膜に電界を印加にしたときに起こる原子・分子細線構築メカニズムを解明することを目的としている。
科学研究費補助金・若手研究(B) 小野 2005.4 - 2008.3 本研究は、独自に開発した実空間差分法に基づくナノ構造体の第一原理電気伝導計算プログラムを用いて、分子やナノチューブ、フラーレン鎖などの電気伝導特性を理論的に予測し、ナノ構造の持つ新機能の探索や革新的な機能を発現するナノ物質・構造の設計を行う。
第一原理量子輸送計算による高機能界面ナノ構造の設計 科学研究費補助金・若手研究(B) 小野 2008.4 - 2010.3 申請者が独自に開発してきた第一原理量子輸送特性計算手法を改良し数百原子からなるナノ構造の量子輸送特性を評価ができる計算手法及び計算プログラムの開発を行う。また、実験結果や理論計算結果に基づいてこれまでに提案されている界面ナノ構造の量子輸送に関する機能評価と、優れた導電性や絶縁性、磁気抵抗比を持つ新たな界面ナノ構造の探索を行う。
計算科学手法によるスピントロニクス材料の設計と機能予測 JST戦略的国際科学技術協力推進事業 小野 2009.8 - 2012.7 大規模第一原理シミュレーションにより、IV族半導体を用いた希薄磁性半導体材料や遷移金属酸化物等による次世代スピントロニクスデバイス用高機能材料と磁気接合構造をデザインする。デザインの適用性と信頼性を向上させるため、欠陥や界面、周期性の少ない構造のスピン輸送特性などを、大規模計算モデルを用いて評価する。この目的の実現に向けて、材料デザインと機能評価に用いる新しい第一原理計算コードも開発する。
実空間計算手法に基づくナノ構造の第一原理量子輸送特性計算プログラムの開発 東北大学情報シナジーセンター共同研究 小野、後藤 2008.4 - 2010.3 本共同研究プロジェクトでは、独自に開発した計算アルゴリズム・コードを電子輸送のみならずスピンまで含めた量子輸送特性計算が可能なように、現在の計算コードに用いている内核電子の振る舞いを正確に扱うことのできるPAW擬ポテンシャルの組み込みを行う。また、情報シナジーセンターのスーパーコンピュータに合わせたチューニングを行う。

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