大阪大学 21世紀COEプログラム「原子論的生産技術の創出拠点」
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リーダー挨拶
この21世紀COEについて
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事業推進担当者
原子論的生産技術
原子論的生産技術とは
EEM
プラズマCVM
大気圧プラズマCVD
超純水のみによる電気化学加工
超精密非球面形状測定
SREM/STM
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SREM/STM(走査型反射電子顕微鏡/走査型トンネル顕微鏡)
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21世紀の電子・光学デバイスの製作には、超精密加工や機能薄膜形成、洗浄等のプロセス表面の幾何学的構造をmからnmオーダーのあらゆる空間周波数領域で計測し、平坦性や結晶性、表面欠陥を評価することが必要です。たとえば、次世代の超LSI等の電子デバイスでは、φ300mmのウエハ全面でμmオーダーの領域に形成される各種機能素子が、完全に動作することが保証されていなければなりません。また、高精度X線ミラー等の光学デバイスにおいても、広い領域での原子スケールの表面構造の制御が求められます。

SREM/STMは、特にμmからnmオーダーの領域での表面原子構造を計測評価するために用いられます。SREMによる広い領域での原子のテラス−ステップ構造の観察と、SREMで観察した一部を拡大するためにSTM探針の位置決めを行い、STMによって原子像を観察して詳細に評価します。

以下に、SREM/STMの観察例を示します。SREM写真の黒い影は、STM探針が電子線を遮ったためにできたもので、この影により探針の位置が確認できます。探針の下での表面原子構造を拡大したものが右のSTM像です。表面の原子がひとつひとつ見えている様子がわかります。

下のSTM像は、半導体デバイス製造プロセスにおいて重要な役割を担っている湿式洗浄後のシリコン表面を観察した一例です。STMによる湿式洗浄表面の原子構造観察に、世界で初めて成功しました。さらに、表面原子構造が洗浄プロセスに依存することが明らかになりました。

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